[Kuser] KDE4 の日本語化

Fumiaki Okushi fumiaki @ okushi.com
2011年 4月 9日 (土) 18:04:17 UTC


大串です。

On 04/09/2011 04:52 AM, Daisuke Kameda wrote:
> 大串さんの知っている範囲では、日本語にかかわらず
> kdepimの翻訳ファイルは最新のSCのkde-l10n パッケージには
> 入っていないという理解で合っていますでしょうか?

はい、そうです。

念のため、今 websvn.kde.org でタグ打ちされたファイルを見てみました。
4.6.x は kdepim-src のリリースはなく、kdepim の翻訳ファイルも
日本語に限らず入っていませんでした。
(厳密にはすべての言語についてチェックしたわけではないですが。。)
ただ、4.5.x に関しては kdepim-src のリリースはなかったものの、
kde-l10n の中に kdepim の翻訳ファイルが入っていました。
ただし、これは 4.4.x の翻訳ファイルが入っているのではなく、
(ファイル先頭のタイムスタンプが合わない)
おそらくタグを打ったときに安定ブランチの先頭にあったファイルを
コピーしただけなのではないかと思っています。

4.5.x の SC リリースに kdepim の翻訳ファイルを入れて、
でも 4.6.x で外した理由は分かりません。
私の憶測は、4.5.x では 4.4.x との差が小さかったので、
利用価値があったけど、
4.6.x になってから差が大きくなってしまったので、
利用価値が下がってしまったからなのではないかと。
ちなみに昨夜実際 kdepim-4.4.10 をダウンロードしてきて、
potファイルを抽出し、
4.6.x 安定ブランチの先頭にある po ファイルからマージしてみたのですが、
未翻訳率がかなり高くなることを確認しました。
(もっとも、一番大きい kmail.po についてのみ確認しただけですが。。)

> ただ、kubuntuで見ると、だいぶ翻訳されているので、
> たぶんどこかにメッセージファイルがあるのだと思いますが、
> straceしても開いている形跡がなくて。
> kdelibsのは見ているっぽいですが。

実は私も昨夜 kubuntu 調べていました。:)
kmail.mo が language-pack-kde-ja-base にあることは分かったのですが、
このパッケージのソースをダウンロードしてきても、
大きな tar.gz ファイルの中にごちゃまぜで入っているだけで、
どうやってこの集まりになったのか分かりませんでした。
ちなみに、kmail.po に関しては、SC 4.4.5 に入っているものとは
違ったファイルでした。
ファイル内部のタイムスタンプから判断するに、
4.5.x のどのリリースとも一致しませんでした。
Launchpad とか、(k)ubuntu 独特のコメント(?)が入っていることからも
推測するに、開発途中の翻訳ファイルを lanunchpad に取り込んで、
独自に作業を進めた結果のものなのではないかと思います。



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