[Kdeveloper] [翻訳] 用語の統一と使い分け

Yukiko Bando ybando @ k6.dion.ne.jp
2007年 3月 17日 (土) 15:16:41 UTC


坂東です。

Fumiaki Okushi wrote:

> 前のメールに書きたかったことは、どちらか一方を選ぶのであれば「文書」という程度のものでした。
> 「ドキュメント」は常日頃からソフトウェアを使っている人にはそんなに違和感はないと思うのですが、
> そうでない人の場合、はっきりと対象物が連想されない気がするんです。
> 「文書」という方が比較的はっきりするかな、、って。
> でも満足な訳語という気はしません。
> で、実際にどういう言われ方をするのか思い起こすと、
> 結構「ファイル」って言われているような気がするんです。
> 本来「ファイル」はディスク上におけるデータの集まりに過ぎないんですけど、
> それとアプリ内でのdocumentを一対一対応付けてしまっているような気が。。
> なので
>
> >> まだ近いかもしれません。どうしましょ?「データファイル」にするとか? :D
>
> もしくは簡単に「ファイル」というのが一番受け入れられやすいのかもしれません。
>
> 気持ちとしては、documentと、保存するときの「入れ物」としてのファイルを区別したい気がするのですが、
> 拘らない方がいいのかもしれません。

ご説明・ご意見ありがとうございます。だんだんイメージが湧いてきました。

こんな感じでどうでしょうか?

1. documentation を意味する場合は「ハンドブック」「マニュアル」「ヘルプ文書」などとする。
「ドキュメント」は使わない。

それ以外の場合

2. 開発系のアプリケーションでは「ドキュメント」とする。
(一般人は多分使わないから)

ただし、kbabel の document は 「ファイル」。
例: The document contains unsaved changes.

3.  kdvi や kpdf などでは「文書」とする。
(だいたい文字で記されているから)

4. kvoctrain や kwordquiz では「ファイル」または「データファイル」とする。
例: Open a vocabulary document

5. kolourpaint などで可能な場合は「ファイル」とする。
例: A document called \"%1\" already exists.


> > ハンドブックに従うとなると、また大量に修正しないといけません...
>
> いつもいつも従う必要はないと思うのですが、
> 判断が難しい場合、従うのも悪くはないのでは、、と思っています。

そうですね。とても参考になります。

「記者ハンドブック」と必ずしも一致していませんが、修正点をこのファイルに記録しています。
http://websvn.kde.org/*checkout*/trunk/l10n/ja/internal/dict/checklist.txt



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