[Kdeveloper] [翻訳] 用語の統一と使い分け (2)

Yukiko Bando ybando @ k6.dion.ne.jp
2007年 4月 28日 (土) 09:56:01 UTC


坂東です。

> あと、メニュー項目の「動詞+名詞」が「*** の削除」のように名詞化されているものと
> そうでないものがあるんですが、名詞化するのには何か理由があるのでしょう?
> 私は「メニューを開く」->「何をしますか?」->「ファイルを削除」が自然だと思うので、
> とりあえず「*** を削除」の方に合わせています。「開く」や「閉じる」は名詞化できないし、
> また、目的語が一語でない場合、無理に名詞化すると「*** の *** の編集」のようになって
> 不自然じゃないですか?

野首さんが紹介してくださったスタイルガイドに
http://jp.sun.com/communities/users/0602/feature03.html

翻訳の表現を統一します
Run Command (コマンドの実行)
注「コマンドを実行」とすると、用途によっては不適切になる可能性があるので、
このような場合は「を」とせずに「の」を採用します。

と書かれているのですが、具体例が示されていないのでよく分かりません。

たしかにウィンドウのキャプションなどでは「の」の方が適切かもしれませんが、
「を」になっていても不適切というほどのことはないと思います。

むしろ、名詞化することによってアクションの目的語があいまいになってしまう
ことの方が問題だと私は思います。例えば、ヘルプメニューの "Report Bug" が
「バグの報告」だと、バグを報告するのか、バグの報告を見るのか、って思って
しまいます。「プレイリストを再生」じゃなくて「プレイリストの再生」だと、
プレイリストの再生をどうするの?ってつっこみたくなります。:D

Paste が「貼り付け」になってたり「ペースト」になってたりすると困りますが、
メッセージが分かれていて訳語を変えられる場合は、原文 1 対訳語 1 にこだわらずに、
文脈に合わせて調整すればいいのではないかと思います。
# 私たちは仕事で翻訳してるわけじゃないので、調整のために余分に時間をかけても、
文句を言う人はいませんよね。:)



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