[Kdeveloper] #-#-#-#-# in msgstr

Yukiko Bando ybando @ k6.dion.ne.jp
2007年 7月 28日 (土) 22:18:14 UTC


坂東です。

Fumiaki Okushi wrote:

> msgstr に今まで見たことのない文字列(マーカー?)を見つけて戸惑っています。
> 例えば kdeutils/oktetapart.po に、、
>
> #: part.cpp:81
> #, fuzzy
> msgid "&Value Coding"
> msgstr ""
> "#-#-#-#-#  khexedit2part.po (khexedit2part)  #-#-#-#-#\n"
> "基数(&V)\n"
> "#-#-#-#-#  khexedit.po (khexedit)  #-#-#-#-#\n"
> "値コーディング(&V)"
>
> というのがあります。

oktetapart.po は khexedit.po と khexedit2part.po を合体して作りました。 

msgcat -o oktetapart.po khexedit.po khexedit2part.po
msgmerge -o okutetapart.po okutetapart.po kutetapart.pot

同じ msgid に対して異なる訳語があると上の例のようになります。
どちらがいいのか分からなかったので、そのままにしておきました。
fuzzy を外すときは #-#-#-#-# の行は消してください。
これは kde4 特有のものではありません。:) 

kde4 で新たに導入されたものには以下のようなものがあります。
そのため PO の様子がかなり変わっています。

* msgctxt

#: kssl/ksslinfodialog.cpp:424
msgctxt "Federal State"  <--- コンテクスト
msgid "State:"

* msgmerge の --previous オプション  

#. i18n: tag string
#. i18n: file ./kjsembed/console/jsconsole.ui line 208
#: rc.cpp:648
#, fuzzy
#| msgid "Run Command..."  <--- 古い msgid
msgid "Run To..."
msgstr "コマンドを実行..."  <--- 古い msgid に対する訳語

* Semantic Tags
http://techbase.kde.org/Development/Tutorials/Localization/i18n_Semantics

#: dolphinmainwindow.cpp:180
#, qt-format
msgctxt "@action:inmenu"
msgid "&Move Here\t<shortcut>%1</shortcut>"
msgstr "ここに移動(&M)\t<shortcut>%1</shortcut>"

* Transcript
http://techbase.kde.org/Translation/Transcript

これを使って KGeography を改造中です。:)
必要なスクリプトは全部 Chusslove Illich さんが作ってくださいました。
trunk/l10n-kde4/ja/scripts 以下にあります。
完成したら詳細をご説明します。



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