翻訳コーディネーターの引き継ぎ
Fumiaki Okushi
fumiaki.okushi @ gmail.com
2024年 2月 8日 (木) 03:02:05 GMT
大串です。
長年、翻訳コーディネーターとして活動させていただきましたが、
そろそろ次の人を育てて、引退しようと考えています。
昨年、スタッフ内で後継者の募集をかけたところ、
小川顕康さんが名乗りをあげてくださり、
少しずつ作業内容を教えていました。
現時点では一通りのことができるところまで到達し、
これから小川さんからのメールが増えると考えられるので、
この機会にこのメーリングリストでも小川さんを紹介することにしました。
その前に私が考える翻訳コーディネーターの要件を少し説明させてください。
私含め、歴代の翻訳コーディネーターはみな翻訳者出身であり、翻訳者が兼業していました。
ですが、自分が実際に翻訳コーディネーターとして活動して感じたのは、
翻訳経験は要件ではないということです。
確かに翻訳作業を体験することで得られる理解はありますし、
もちろん翻訳プロセスを理解してもらう必要はありますが、
自ら体験する必要はないと。
むしろ必要なのは、翻訳をやってくださる方々のための最適な環境作りでができることであると。
小川さんには翻訳の経験はないのですが、
これまでのやり取りの中で感じたのは、プロセスの細部に対する関心が非常に高いことです。
最近の KDE
の翻訳は、ファイル数もメッセージ数も多く、効率良く作業することが今まで以上に求められます。
異例の抜擢と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は小川さんの元、より良い翻訳環境が実現できるのではないかと期待しています。
小川さん、自己紹介をお願いします。
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