[Kuser] KDE4 の日本語化
Fumiaki Okushi
fumiaki @ okushi.com
2011年 4月 10日 (日) 07:32:41 UTC
再び大串です。
On 4/9/11 10:21 PM, Fumiaki Okushi wrote:
> 昨夜メール書いたときに kmail.po(t) についてのみ確認したのですが、
> kdepim-4.4.10 のソースから kmail.pot を生成して、
> それに KDE SC 4.4.5 の kmail.po から翻訳をマージした場合と、
> trunk にある kmail.po から翻訳をマージした場合を比べたのですが、
> 前者の場合 translated 2655 fuzzy 2 untranslated 33 なのに比べて
> 後者の場合 translated 1028 fuzzy 685 untranslated 977 (obsolete 45) となりました。
> mo ファイルを生成する場合、fuzzy は untranslated と同じ扱いなので、
> 翻訳率が 99% から 38% に落ちることになります。
>
> ちなみ今、試しに summit にある kmail.po からマージしてみたのですが、
> この場合 translated 2621 fuzzy 42 untranslated 27 (obsolete 463) なので、
> 翻訳率 97% となり、
> trunk からマージしたときと比べるとかなりいい翻訳率ですが、
> 4.4.5 と比べると少し劣るので、4.5.5 の翻訳ファイルを
> そのまま使うのが得策という結果になります。
もう少し頑張ってみました。
翻訳をマージするときに、他の翻訳ファイルを compendium として使うと、
もう少し翻訳率を上げることが出来ました。
ただ単に 4.4.5 からマージ:
2655 translated messages, 1 fuzzy translation, 34 untranslated messages.
(fuzzy の数が↑と違うのは、今回 fuzzy match をしないようにしたから)
更に他のファイルを compendium として使用:
2663 translated messages, 1 fuzzy translation, 26 untranslated messages.
本当に少しだけです。:)
スクリプトを書いて機械的にすべてのファイルについて同じように行い、
大きいファイルについてのみ確認したのですが、
まったく変化がないか、あっても上のようにかなり小さいです。(1% 未満)
なので、やっぱり 4.4.5 を使うのが、
公式リリースものというのもあっていいのではないかという気がしています。
以下、興味のある方向けに簡単に手順を説明します。
compendium は msgcat を使って、
msgcat 4_4_5/*.po summit/*.po > comp.po
みたいにして作りました。
マージは、
msgmerge -N -C comp.po 4_4_5.po 4_4_10.pot > 4_4_10.po
みたいな感じで。
ただし、4.4.5 に相当するファイルがない場合、
(例えば libmessagecore.po)
summit にあれば、summit にあるファイルを使いました。
統計値は msgfmt --statistics で得ました。
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