[Kuser] KDE4 の日本語化

Fumiaki Okushi fumiaki @ okushi.com
2011年 4月 10日 (日) 05:21:34 UTC


大串です。

On 04/09/2011 06:53 PM, TAKANO Yuji (たかのゆ〜じ) wrote:
>    僕の作成した ports は最後にまとまって配布されていた 4.4.5 用を
> 流用しているので、ちょっと古い部分がありますね。kde @ freebsd.org
> に連絡するのはちょっと忍びないような気がしてきました。と、言うこ
> とはノラ ports 決定かなf(^^;;。
> 
>    とか思ったのですが、po ファイルの最新版は svn で anonsvn.kde.org
> から持ってきました。これを利用すると最新版の kdepim の日本語化が
> できるような気がします。

最新版というのは trunk の先頭からファイルを取ってきた、、ということでしょうか?
その場合、4.4.5 の翻訳ファイルを使うより、翻訳率が下がってしまうかもしれないです。

昨夜メール書いたときに kmail.po(t) についてのみ確認したのですが、
kdepim-4.4.10 のソースから kmail.pot を生成して、
それに KDE SC 4.4.5 の kmail.po から翻訳をマージした場合と、
trunk にある kmail.po から翻訳をマージした場合を比べたのですが、
前者の場合 translated 2655 fuzzy 2 untranslated 33 なのに比べて
後者の場合 translated 1028 fuzzy 685 untranslated 977 (obsolete 45) となりました。
mo ファイルを生成する場合、fuzzy は untranslated と同じ扱いなので、
翻訳率が 99% から 38% に落ちることになります。

ちなみ今、試しに summit にある kmail.po からマージしてみたのですが、
この場合 translated 2621 fuzzy 42 untranslated 27 (obsolete 463) なので、
翻訳率 97% となり、
trunk からマージしたときと比べるとかなりいい翻訳率ですが、
4.4.5 と比べると少し劣るので、4.5.5 の翻訳ファイルを
そのまま使うのが得策という結果になります。

(念のため summit について説明。
日本語翻訳チームでは、stable (現在は 4.6.x) と trunk (現在は 4.7) に別々にある翻訳ファイルを
Chusslove Illich さんが作られた pology というツールを使って、
一つのファイルにまとめ、翻訳作業を行い、定期的に stable と trunk に翻訳結果を振り分けています。
summit とは、このまとめられたファイルを指す言葉です。)

ちなみに昨日のメールで

> 私の憶測は、4.5.x では 4.4.x との差が小さかったので、
> 利用価値があったけど、
> 4.6.x になってから差が大きくなってしまったので、
> 利用価値が下がってしまったからなのではないかと。

と書きましたが、必ずしもそうではなさそうですね。
(trunk には 4.7 の翻訳のみ、summit には 4.6 と 4.7 の翻訳が入っており、
summit を使った方が翻訳率がかなり上がることから。)



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